職員日記は、家庭学校の職員により、現在の家庭学校の暮らし(生活・作業・行事・四季等)を中心に、日記形式で不定期に配信します。
無断外出
(2011-04-10)
昨日、昼食後のことです。家庭学校の生徒数名が職員に無断で校外に飛び出しました。
家庭学校は、解放施設です。塀もなく、施錠もしません。その気になれば、生徒はいつでも隙を見て校門の外へ出ることができます。といっても、もちろん、それが許されているわけではありません。逃走とみなされます。無断外出です。
職員は生徒の人数が足りないことに気付き、すぐに捜索に出ました。夜になってもなかなか見つかりませんでしたが、家庭学校から車で30分程のところで発見されました。しかし、保護するに至らず、望の岡分校の先生方も加わり深夜まで捜索が続きました。
結局、紋別市の警察から保護されたとの電話が入り、全員の無事が確認されました。星のきれいな夜でした。昼間は春の陽気で暖かくなっていますが、夜は放射冷却現象でぐっと冷え込みました。行くあてもなくなり自ら家庭学校に連絡を求めたようです。
生徒の無断外出中にいろいろとご迷惑をおかけいたしました。申し訳ございません。お詫びを申し上げます。