職員日記は、家庭学校の職員により、現在の家庭学校の暮らし(生活・作業・行事・四季等)を中心に、日記形式で不定期に配信します。
校長杯
2017年5月4日、遠軽町は気温30℃に迫るこの時期としてはとても暑い一日となりました。
5月5日こどもの日前後は、毎年、校長杯として球技大会などを開きます。今年は3日にミニバレー、4日にソフトボール大会を行いました。
両日とも好天に恵まれ、大人も子どもも一緒になってスポーツに汗を流しました。昼食は外でジンギスカンをいただきました。
潮干狩り
家庭学校のある遠軽町から南東に進むとサロマ湖があります。そこから湖沿いにさらに南東に進むと能取湖というサロマ湖と同じようにオホーツク海と繋がった湖があります。今日はそこまで車で2時間ほどのドライブに出かけました。
能取湖ではアサリ貝の潮干狩りを行いました。職員も生徒も熊手を片手に腰を屈めて、貝拾いに夢中になりました。だいたい一人で10個くらいの貝を採ったでしょうか。
昼食は能取岬の公園でお弁当をいただきました。青く広い空と海、波に侵食された断崖絶壁、遠方の知床連山は絶景でした。
帰り道ではサロマの道の駅でソフトクリームを食べました。甘くて美味しかったです。
往き道で俄雨に遭いましたが、天候にめぐまれた楽しい一日となりまし
年度末
三月も半ばを過ぎ、年度の締めの季節となりました。
本州では桜の便りの話も聞きますが、北海道ではまだ雪が積っています。それでも随分、暖かくなりました。
春は、卒業、退所、離任、退職と別れの季節でもあります。
北海道家庭学校でも、たくさんの別れの挨拶をしました。それぞれ、新しい道で頑張ってくれることを期待しています。
ではまた。
恒例、雪像展
投稿が遅くなりましたが、先日家庭学校では恒例の雪像展がありました。
今年の遠軽町の積雪量は多過ぎも少な過ぎもない丁度良いところ
と感じます。
今年の雪像展は、平均して作品レベルが高かったのではないかと思います。
暖かい日も多くなってきました。冬も終わりに近づいています。
あけましておめでとうございます
西暦2017年、新しい年が始まりました。
家庭学校では、31日に歳末祈祷会を、1日には新年の式を礼拝形式で毎年行っています。
正月の間はほとんどの生徒が、自分の家で過ごしているので、残っている少ない人数での行事です。
以前から準備を進めていた自立援助ホームの立ち上がり、この1月1日からホームでの生活訓練も始まりました。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
メリークリスマス
メリークリスマス!
家庭学校では一足早く12月23日にクリスマス礼拝と晩餐会を行いました。
23日の北海道は大荒れの天候で札幌では96cmもの積雪があったと聞きます。遠軽でも吹雪きましたが、せいぜい40cmというところでしょうか。それでも除雪は大変な作業になり、車の移動も困難な状態でした。
礼拝では理事でもある森下牧師が説教する予定になっていましたが、北見市からの来校となるため、雪道のために遅れてしまいました。
牧師を待ちながら礼拝を開始し、「もろびとこぞりて」の賛美の途中で無事、牧師は礼拝堂に到着しました。
礼拝終了後、楠部長がサンタに扮し、お菓子のプレゼントを配ってくれました。
夕食は、給食棟で晩餐会です。女性職員が腕によりをかけて作ったご馳走を、各寮ごとに出し物をするお楽しみ会と共に愉しみます。
今年は、楽山寮のバンド演奏、掬泉寮のハンドベル演奏、石上館の声劇で子どもたちが練習に練習を重ねた成果を発表してくれました。どれも見事でした。
収穫感謝祭・作業班発表会
今月17、18日、収穫感謝祭/作業班発表会が開催されました。
以前は勤労感謝の日に合わせて行われていましたが、公教育の導入により平日に開催するようになりました。10月の園遊会、12月の音楽発表会と合わせ、家庭学校の文化祭的な感じがあります。
子供たちと望の岡分校の先生方と私たちがこの一年間一緒に頑張ってきた作業班活動の技術や成果について、中卒生、中学生も小学生も一人一人がプレゼンテーションをします。
手作りの模造紙を前に堂々と発表する姿はとても素晴らしいものでした。
分校教頭先生は、閉会式で今年の掲示資料はとてもよくできて、見やすく作られていると好評されました。
仁原家庭学校長は20日の収穫感謝礼拝講話で「僕も知らないこともたくさんあった」と話しました。
102年目の創立記念日
創立102年目の記念礼拝が行われました。
校長の講話では、家庭学校元職員が残した建物などの話を聞きました。
元職員も参列し、給食棟で食事を一緒にいただきました。献立は毎年とほぼ同じ、お赤飯ときんぴらごぼうとなめこの味噌汁でした。
家庭学校の自然
校内の基幹道路である三百間道路に沿って、小川が流れています。
とても小さなせせらぎですが、先日、その川に体長40cm位のサクラマスの泳ぐのが見つかりました。
よく見ると、どうもオスとメス合わせて3〜4匹いるようです。
先日の台風による増水で迷い込んだものか、毎年この川で繁殖しているのかはわかりません。
校内ではクマゲラやモモンガなどの珍しい動物も見かけることがあります。
大自然に囲まれて私たちは生活しています。
いざ釣行
以前よりおつきあいのある船主さんのご厚意により、家庭学校の生徒達を船釣りに招待していただきました。
早朝4時過ぎに起床して、サロマ湖の登栄床漁港にて乗船しました。
サロマ湖から砂嘴の間を抜けオホーツク海上の漁場に出て竿を下ろします。起床時は雨天でしたが、港に着く頃には雨も止み、絶好の釣り日和となりました。
釣果は、
フグ、ふぐ、河豚。ターゲットはカレイなのですが、釣れるのはフグばかりです。結局、全員で3枚のカレイを釣ったみたいですが、その10倍以上のフグが釣れました。
ターゲットは何であれ、生徒は興味津々に怒って膨れ上がるフグ、ブーブーと独特の声で鳴くフグを見ていました。
楽しい一日となりました。