今日は午前中、散髪がありました。遠軽理容組合の有志からなる月曜会の皆さんには、昭和52年より生徒の散髪をして頂いており、その歳月は今年で33年目を迎えています。本当に有り難く思うばかりです。今日も教室に並べられた理容椅子(ご好意で中古を頂いたもの)で生徒たちの髪はサッパリとなりました。カミソリで顔そりもして頂き、まさに一皮むけた様子。当たり前の事を当たり前にして頂ける有り難さ、こうやって人は身なりを整えていくという事を、生徒に感じてもらいた。切にそう願います。
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4月24日 イースター礼拝
作業班
ご無沙汰しておりました。皆さんこんにちは。早春の花が何種類か咲いています。
本年度の作業班が今日の午後に始動しました。無断外出など、落ち着かない年度始まりだったため、予定より遅い開始となりました。今年度は山林、蔬菜1、2班、園芸、酪農があります。生徒たちはそれぞれの班に分かれ、それぞれの作業をします。
写真は、作業前の整列です。新年度から作業主任となった楠が点呼後、作業学習の意義と心得を述べ、各班の作業を開始しました。
無断外出
昨日、昼食後のことです。家庭学校の生徒数名が職員に無断で校外に飛び出しました。
家庭学校は、解放施設です。塀もなく、施錠もしません。その気になれば、生徒はいつでも隙を見て校門の外へ出ることができます。といっても、もちろん、それが許されているわけではありません。逃走とみなされます。無断外出です。
職員は生徒の人数が足りないことに気付き、すぐに捜索に出ました。夜になってもなかなか見つかりませんでしたが、家庭学校から車で30分程のところで発見されました。しかし、保護するに至らず、望の岡分校の先生方も加わり深夜まで捜索が続きました。
結局、紋別市の警察から保護されたとの電話が入り、全員の無事が確認されました。星のきれいな夜でした。昼間は春の陽気で暖かくなっていますが、夜は放射冷却現象でぐっと冷え込みました。行くあてもなくなり自ら家庭学校に連絡を求めたようです。
生徒の無断外出中にいろいろとご迷惑をおかけいたしました。申し訳ございません。お詫びを申し上げます。
4月5日平和山登山
春の足音
新年度です
春はもう、そこまできています。ところによっては地面を覆う雪も溶け、土や草がすっかり見えています。
新しい年度が明け、生徒、職員に新しい仲間が増えました。
日本全体で見ると大きな課題を持ち越した重苦しい年度明けでもありますが、北海道家庭学校では多少の人事異動があった以外には昨日と今日とで大きく変わることはありません。年度を通してみれば、100周年に向けた事業が本格的に始動します。
本年度も生徒指導、環境整備、農作業等に追われる毎日になると思われますが、皆様方には、より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
新しい年度が明け、生徒、職員に新しい仲間が増えました。
日本全体で見ると大きな課題を持ち越した重苦しい年度明けでもありますが、北海道家庭学校では多少の人事異動があった以外には昨日と今日とで大きく変わることはありません。年度を通してみれば、100周年に向けた事業が本格的に始動します。
本年度も生徒指導、環境整備、農作業等に追われる毎日になると思われますが、皆様方には、より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
送別
こんにちは。
暖かい日が続き雪解けもずいぶん進みました。遠軽の地ももうすぐ本格的な春の到来です。
春といえば別れの季節でもあります。生徒の卒業も続いていますが、今日は職員の送別がありました。
家庭学校ウェブサイトの立ち上げに尽力し、この職員日記にも多くを執筆した荒木が公立学校の教員となるため退職します。また望の岡分校で家庭学校の生徒たちのために教鞭を執っていただいた結城先生が別の学校へ異動となります。
本館前に全生徒、職員が集まり、お互いにお別れの言葉を交わしました。家庭学校では、送別の際には賛美歌の405番「かみともにいまして」を歌うのが慣例となっており、今日も全員で斉唱しました。
お二人には、いっそうのご健勝をお祈りします。
また会う日まで。
チーズ
皆さんこんにちは。家庭学校酪農部では年に数回、チーズ製造をします。写真のチーズは、半硬質のゴーダタイプチーズで、昨日、生乳を加工して形に詰めて、今日、食塩をまぶしたところです。この後、数ヶ月の間、熟成させて生徒や職員の食卓に並びます。
チーズ製造は年に数回、他の仕事の合間をみて行うので、あまり沢山の量は作れません。貴重な一品です。
チーズ製造は年に数回、他の仕事の合間をみて行うので、あまり沢山の量は作れません。貴重な一品です。
2010年度卒業証書授与式
午後から2010年度の卒業証書授与式が行われました。
他の卒業式の様子は分かりませんが、家庭学校らしくあたたかい雰囲気に包まれた、生徒一人一人の顔が見える素敵な卒業式だったと思います。
準備と進行を進めてくださった分校の先生方には心より感謝しています。
卒業式では16名の生徒が卒業証書を受け取りました。
16名の生徒の卒業式を祝うために、児童相談所や出身学校の教諭、それから保護者達等、多くの関係者の方々が来訪してくださいました。
生徒は良い表情をしていました。
被災地の中で何とか卒業式を迎えた小学生、中学生のことを思うと、今日こうしてみんなで卒業式を無事に挙行できたことは何よりの幸せです。
巣立っていく生徒達の今後の成長を心より願っています。