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スキー大会・回転・寮対抗リレー



 皆さんこんにちは。
 先程のブログでお伝えした通り、今日は日中にかけてスキー大会が行われました。
 午前中は回転競技・午後は寮対抗リレーが行われました。

 午前中の回転競技は神社山の頂上から23~25本のポールを小回りの間隔で通過していく競技です。
 大回転同様スキーのテクニックが試される競技でした。
 生徒達は転倒したり、溝にはまり混んだりと難しい状況の中でも、何とかあきらめずにチャレンジしました。

 午後は寮対抗リレーが行われました。
 寮から6人のメンバーを選抜して競い合いました。
 楽山寮裏の牧草地を通過し、神社山の中腹まで一気に登るという非常にハードなコースで、バトンタッチをし終わった後、しばらくの間全く立つことも出来ないほど全力で取り組んだ生徒も沢山いました。
 優勝は石上館でしたが、どの寮も自分の寮やそれ以外のメンバーが滑っているのを大きな声で応援し続けている姿が印象的でした。
 リレー終了後は女性職員手作りのお汁粉が振る舞われました。 

 今日のスキー競技をもって、今年度のスキー大会の全てが終了しました。
 距離・滑降・大回転・回転の個人4種目の中で、学年毎の個人順位が決まります。
 
 大会を通じてどの生徒も確実にスキーが上手になりました。 
 また仲間と必死に競い合い、励まし合う中で生徒達は沢山の「学び」を得たような気がします。
 生徒の皆さん本当にお疲れ様でした。

家庭学校の味噌汁

 皆さんこんにちは。

 暖かな日が続きます。
 
 今日は午前午後共にスキー大会でした(スキー大会のレポートはこの後お伝えします)。

 お昼の給食棟では味噌汁が出ました。
 味噌は家庭学校手作りの2年ものの米味噌で、具材には昨年の春に家庭学校の山で採れたワラビが入っていました。
 ワラビは昨年の春に、本校生徒と職員が平和山で収穫したもので、収穫後すぐに塩漬けしておいたものです。
 塩漬けしておいたワラビはあく抜きする必要は無く、水で戻してそのまま使用するそうです。
 出来上がった味噌汁は家庭学校オリジナルのもので、私も大好きです。
 生徒達は午前中の健闘もあり、美味しそうに味噌汁のおかわりをしていました。

給食棟の雛飾り

 皆さんこんにちは。

 暖かい日が続きます。

 今日の日課は午前学習、午後総合学習でした。
 間近に迫った高校入試に向けて、中学3年生は午後から連日面接練習を行っています。
 何とか頑張ってほしいものです。

 写真にあるのは給食棟に飾られた雛飾りです。
 給食棟の雰囲気が一気に華やかになりました。
 詳しい年数は分かりませんが、昭和30年代から40年代のいずれかにかけて、北大の当時の助産婦学校の星屋先生から寄贈されたものです。
 毎年、ひな祭りが近くなると女性職員が中心になり、本校給食棟に設置をします。
 家庭学校に入所している生徒は男子のみですが、雛飾りは私達に年中行事の意味や大切さを教えてくれます。
 大事にしたいものです。

ゆっくりとした雪解け


 皆さんこんにちは。
 今日の早朝は随分と冷え込んだものの、日中は気温が上がりました。
 道路の雪が溶け始めました。

 雪像展も終わり、生徒は少しだけ疲れた様子も見せつつ、久しぶりに午前本館学習、午後総合学習の日課に戻りました。
 久しぶりの総合学習で体を動かせることに生徒達は喜んでいました。
 山作業、酪農作業、除雪、砂まき、味噌小屋作業と、それぞれの場所に元気よく向かって行きました。

 上の2枚の写真は柏葉寮の谷間から撮った写真です。
 下の写真は今日の午後からの総合学習時に撮った写真で、上の写真は1年前の4月に同じ場所から撮影したものです。1月ほど前は、この谷はすっぽりと深い雪に覆われて、川の形は全く確認できなかったのに、雪が溶けるにつれて少しずつその姿が見えてきました。
 春に向かうにつれて、徐々に徐々に雪が溶けていく様子が(何となく)お分かりいただけるかなと思っています。
 
 今週の遠軽は木曜日をピークに徐々に気温が上がるそうです。
 厳しい冬を過ごしたお陰で、春への期待が高まります。

2010年度雪像展


 


 皆さんこんにちは。
 午前中からの吹雪は、午後になっても収まる気配を見せませんでした。
 1番下の犬の写真にあるように、吹き付ける雪に思わず埋もれてしまうような天候でした。 

 午後からは雪像展が実施されました。
 まず、1時半から2時半までの間に、分校職員、家庭学校のフリー職員が中心になり各雪像の採点を行いました。採点基準は整理・立体感・アイディア・技術、調和の4項目で、それぞれ4点を上限にして、16点満点で採点が行われました。採点結果は、来週頭に発表される予定です。
 その後、寮単位で各寮の雪像を見学しました。
 生徒は雪像展まで、基本的に他寮の雪像を見ることは出来ないことになっているので、自分の寮以外の雪像を見ることをとても楽しみにしていました。
 
 一色懸命作った生徒の雪像は、一つ一つとても見応えがあるものばかりでした。
 今回、ウェブ上ではわずかな作品しか掲載できませんが、生徒のがんばりはお分かりいただけたのではないかと思います。雪像は上の作品から「イッカク」「範馬刃牙」「台座にのる天使」「うさぎ・・・2011・・・兎」というタイトルです。

 生徒の皆さん、快くご協力頂いた分校職員の皆様に心からお疲れ様といいたいです。
 本当にお疲れ様でした!

参考雪像


 皆さんこんにちは。
 今朝は粉雪が降っていました。

 本日の午後からいよいよ雪像展が行われます。
 雪積みから始め、講習会、夜までの雪像作り等、それぞれ道のりは大変だったことと思います。
 雪像展は本日午後から実施予定ですので、午前中は最後の仕上げと、雪像周りや寮周りの除雪をみんな行いました。
 雪像周りの除雪はとても大切です。周りが綺麗なだけで、雪像の見栄えが良くなるからです。
 各寮、一生懸命に除雪と最後の仕上げに力を注いでいました。

 写真は、職員の参考作品です。
 上の写真は左から家庭学校(留岡幸助先生胸像)・分校(大阪城)・分校(目玉の親父の入浴)の雪像です。
 実際の幸助先生の胸像はもちろんピースはしておりませんが(笑)特徴がよく表れています。
 分校の先生方の作品も力作揃いです。
 中央の大阪城は細部まで良く彫り込まれており、しゃちほこの飾りも丁寧に細工がされています。
 目玉の親父も良くできています。
 登校の際に、生徒達はこれらの参考作品を見ては自分達のアイデアをふくらませていったようです。

 午後からはいよいよ雪像審査です。楽しみです。

雪像展に向けて


 皆さんこんにちは。
 今日も日中の気温が上がり、地面の土が見え始めています。
 
 雪像展に向けて本格的に取り組みが続きます。
 下の写真は、昨日の夕方の寮の様子です。
 夕方以降気温が一気に下がるので、その時間帯に合わせて雪像に濡れた雪(シャーベット)を付着させているのでしょう。日中はどうしても気温が上がり、細かな細工をすると、雪像が崩れたりするおそれもあり、あえてこの時間帯に取り組んでいるようです。寮によっては、夜の10時過ぎまで取り組んでいた生徒もいたようです。

 今日の日中は、午前午後ともに、本館学習は無く、各寮雪像作りに取り組みました。
 上の写真は雪像の事前審査の様子です。
 ひとむれ会3役(理事長・副理事長・書記)の生徒が各寮を回り、一人一人の雪像の寸法を測ります。
 雪像展には、サイズについて厳密な規定があります。
 例えば、台の面積については、中学生以上は30㎝以上、50㎝以内。像の高さは、台より2メートル以内等です。事前のオリエンテーションの中でそれらのことは伝えてあるのですが、どうしても雪像を作っていく過程の中で、像の高さが高くなりすぎたりと色々と問題が出てくることがあります。
 これらの規定をきちんとクリアしているのか、生徒の代表である理事生徒が事前確認を行いました(もちろん規定をオーバーしている部分については削ったりして、サイズを合わせなければいけません)。
 
 雪像作りもいよいよラストスパートに入っています。
 一人一人思いを込めた雪像が出来上がりそうです。

校外スキー学習

 皆さんこんにちは。

 天気予報に反して、今日の日中は大分暖かくなり、穏やかな天候となりました。
 所々、道路の雪は溶けはじめ、屋根の雪も随分と落ちてきました。春の兆しを感じさせる一日でした。
 
 今日は街にあるスキー場でスキー学習を行いました。
 朝から全校で大型バスに乗り、スキー場に向かいました。
 学習中は班毎に分かれ、それぞれ目一杯スキーを楽しみました。
 それにしても、生徒のスキーの上達スピードには本当に驚かされます。ほとんど初心者からスタートした生徒も、山の頂上の最難関コースから何本も滑り降りてきました。
 大人が何年もかかってマスターすることを、生徒はわずか1シーズンでマスターしてしまうのですから本当に驚きです。
 9時から午後の3時まで、休み時間もほとんどとらずにスキー漬けだったにも関わらず、「まだ滑りたいです」と多くの生徒達は話していました。
 大きなケガもなく、全員で無事に校外スキー学習を終えることが出来て本当に良かったと思いました。

2月の誕生会

 皆さんこんにちは。

 今朝も大いに冷え込みました。
 この所、日中は温かいのに朝はぐっと冷え込みます。
 一日を通して寒暖差が激しいので、体がついていかずに体調を崩す生徒もいます。
 皆さんもお気をつけ下さい。
 
 本日夕方6時から、給食棟で2月の誕生会が行われました。
 司会は柏葉寮の生徒がつとめました。
 誕生者は生徒1名、職員1名でした。
 1年のうちで最も誕生者が少ない月だったかもしれません(多いときは15名位になります)。
 いつものように女性職員の手作りのご馳走を食べ、生徒・職員が出し物を出し合うお楽しみ会をみんなで楽しみました。
 和やかな雰囲気の中、豆のつかみ取り、歌、似顔絵ゲーム、生徒のダンスソロ、職員のギター演奏と大いに盛り上がりました。今回は2人の職員がギターの弾き語りをしたのですが、1人は山崎まさよしの「one more time one more chance」で(押尾コータローのソロもありました。この先生は、分校の先生なのですが、とてもギターが上手く、毎回みんなを楽しませてくれます)、もう1人は岡林信康の「私たちの望むものは」でした。もちろん、後者の曲をしっている生徒はいませんでしたが、本格的なフォークソングの弾き語りに会場いる全ての人達が、真剣に耳を傾けていました。私も感動してしまいました。
 今日も多くの人達の暖かい気持ちが集まって、2月の誕生者を祝えたことに感謝したいと思います。

昔の雪像展・その2

皆さんこんにちは。
 昨日の吹雪も何とか収まり、日中は穏やかな天候に戻りました。

 先週に引き続き、今日の午後からは生徒達はそれぞれの雪像製作に取り組んでいます。
 生徒によって進度のばらつきはあるものの、少しずつ少しずつ作品が出来上がる様子が分かります。
 
 今回は昔の雪像展についてご紹介します。
 昭和50年頃の朗読文の中に、当時の雪像展についての様子がよく分かる文章がありましたので、一部を転載したいと思います。当時の時代背景等、イメージしにくい部分もあると思いますが、仲間と共に一生懸命雪像を作り上げていった当時の雰囲気がよく描かれていると思います。

 
 『雪像コンクール』
 
 『また今年も、雪像大会が目の前に迫って来て、僕たちの寮でも雪を積む作業が終わりに近づいて来て、今度は積んだ雪を削る作業に、取りかかろうとしています。そこで、昨年を振り返ってみますと、昨年は向陽寮で、ぼくが入校して間もなかったので、雪像を自分達の手で作るなんて考えてもみませんでした。そこで3つのグループで作り、僕たちのグループは、もう卒業したA君とB君と、その頃入校して来たばかりのC君の4人で作ることになった。それから朝作業の時には、手の先が凍りそうになるのをがまんして、雪をスキーでふんでは、今まで見たこともない大きなのこで、四角く切っては積んで、積んでは中に雪を放り込んで、放り込んではふんづけて、それの繰り返しで、毎朝、毎夜、雪像を作るのがいやになり、そうしているうちに、いよいよけずることになった。けずる時にはまず、チャコで積んだ雪の上に、えびす様の絵を書いて、少しけずった。そうしたところ、しっぱいして、今度は場所をかえて、また作り直すことにした。その頃ほかのグループでは、もうだいたい作り終わり、僕は、こんなことで雪像ができるのかと心配になった。そこで夜みんながテレビを見て楽しんでいる時に、僕達のグループだけはテレビもみないで、今度は作る物もかえて、港の灯台を作ることにして、朝の寒いとき、夜のしばれる時、ろうそく1本つけて、どんどん積んでいき、今度は回りだけ積んで中は雪を入れないで、どんどん積んでいったところ、また失敗してしまった。ところが、失敗した時はコンクールの一日前だった。そこで又場所を変えてつくることにした。場所は前にえびす様を作っていた所が、雪が少し積んであったので、そこはさらに積んで灯台を作ることにした。それからは、もう必死で積み上げて、夜にはみんなが手伝ってくれて、火を焚いて明るくして、手が凍りそうになるのをがまんして、午前一時まで雪像を作って、ようやくだいたいでき上がった。僕達は賞にははいんないと思ってあきらめていたのが、作った物が大きかったのか、賞に入ってとてもうれしかった。そこで、今年は、昨年の経験をいかして、のこりすくない日を大事につかって、みんなのびっくりするような物を作りたい。』
 ※本文中に登場する実名については表記を変えて掲載してあります。