ひとむれ

  このコーナーでは、家庭学校の月毎の機関誌である『ひとむれ』から一部を抜粋して掲載しています(毎月上旬頃更新予定です)。   職員が、家庭学校を通じて感じたことや伝えたいことを表しています。是非、ご感想をお聞かせください。

※都合により『ひとむれ』本誌と内容が異なる場合がございます。ご了承下さい。
2014年11月号

「百年間のご支援に感謝申し上げます」

校長 仁原正幹

北海道家庭学校の創立百周年記念式については、先月号でも理事長の式辞などいくつかの記事でご紹介したところですが、この巻頭言でも感謝の気持ちを込めて改めてご報告させていただきます。

九月二十四日の式典当日は、爽やかな秋晴れの好天に恵まれました。ご来賓の方々や支援者、感謝状贈呈者、関係機関の皆様に加え、卒業生や旧職員など三百名ほどのお客様にも式典に参加していただきました。在籍児童や分校の教員、それに法人・施設の役職員も合わせて、総勢三百五十名ほどが本校の体育館に集い、創立百周年を盛大にお祝いすることができました。

多くの皆様からご懇篤なお祝いの言葉を賜りますとともに、百年目の北海道家庭学校で生活している子ども達や私ども役職員にも温かな励ましの言葉をいただき、大変ありがたく思っております。改めてお礼を申し上げます。

また、百周年に際しましては、地元遠軽町の皆様を初め、全国各地、各方面からたくさんのご厚志をいただきました。お陰様で博物館のリニューアルも完了し、退所児童のための自立支援基金づくりの夢が大きく前進することになりました。心より感謝申し上げます。

北海道家庭学校は、児童自立支援施設としては非常に珍しい民間立の施設です(社会福祉法人が設置運営する児童自立支援施設は全国に二カ所のみで、他の五十六カ所は国公立の施設です)。民間施設ということもあって、これまで百年の間、多くの支援者の方々やボランティアの皆様、地域の皆様に物心両面にわたってご支援をいただいてきています。

私どもの仕事は、古くは感化教育事業、今は児童自立支援事業と呼ばれていますが、なかなか採算のとれる性質のものではありません。北海道家庭学校の運営には常に苦労してきた歴史があります。

そのような中で、物心両面のまず「物」について申しますと、これまで財政的に多大なご支援をいただいてきており、大変ありがたく、心強く感じております。お陰様で近年子ども達が生活している四つの寮舎も現在建て替え工事が進行中の石上館の完成によって全てが新しくなり、施設整備もこれで一段落となります。

次に物心両面の「心」の面についてですが、誌面が足りなくなりましたので、次号に書かせていただくつもりです。