ひとむれ

  このコーナーでは、家庭学校の月毎の機関誌である『ひとむれ』から一部を抜粋して掲載しています(毎月上旬頃更新予定です)。   職員が、家庭学校を通じて感じたことや伝えたいことを表しています。是非、ご感想をお聞かせください。

※都合により『ひとむれ』本誌と内容が異なる場合がございます。ご了承下さい。
2014年05月号

「北海道家庭学校に着任して」

校長 仁原正幹

4月1日に新校長として着任しました。前日まで北海道中央児童相談所長をしておりまして、3月31日付けで道を勧奨退職し、翌朝札幌の自宅を発って260キロの道程を独りクルマを走らせ、昼頃遠軽に到着しました。

 北海道家庭学校には、これまで岩見沢児童相談所や中央児童相談所から多くの子ども達の自立支援、生活指導などをお願いしてきました。また、道立向陽学院長時代には、同じ児童自立支援施設の仲間として親しくお付き合いをさせていただきました。東北・北海道地区の施設長会議で家庭学校を訪れた際には、創設者である留岡幸助先生の『一路白頭に至る』の胸像の横に立って勝手にツーショットを撮らせていただき、「私の場合『白頭に至りて志す』です」などとコメントして悦に入っていたこともあり、今から思うと汗顔の至りです。

このように北海道家庭学校とは浅からぬご縁があり、長年お世話になってきたものですから、我が国の感化院、教護院等のフロントランナーとして110余年の輝かしい歴史と伝統を持つ家庭学校のことは私なりによく知っており、校長の任は荷が重過ぎると内心思っております。

 しかしながら、近年北海道家庭学校が様々な要因から大変困難な状況にあり、往時85の児童定数が常に満床だったものが、現在は暫定定数が41にまで低下しています。児童相談所としてコンスタントに措置できる状況にないことなどもあり、何とか少しでもお手伝いをさせていただきたいとの思いで遠軽町留岡の地にやって来ました。

北海道家庭学校は100周年を迎えます。理事長以下役職員が一丸となってさらなる発展に向けて努力しているところです。引き続き多くの皆様のご支援ご協力をお願いいたします。